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心に余裕がないと♪

皆様、あと一ヶ月ですよ~頑張れば暖かくなってきます
と問いかけるふりをして自分自身を奮いたたせています

雪は少なく、思ったほど大変ではなかた冬ですが
やはり寒いのは体にこたえますね、年々感じます
感染症もあるので、充分お気をつけてください

さて、今僕らの業界には激震が走ってます
メディアでも大々的に報道された有料老人ホームでの
利用者様の殺害事件です
もちろん、あってはならないことで、事件の容疑者が
一番悪い事はわかっていますが、その介護現場の現状にも
大きな問題があるのは、この業界で仕事してきた人達なら
理解できると思います。夜通しの業務、休憩時間があると
はいえ、ぐっすり眠れる訳もなく、横になって体を休める
程度、一晩中、緊張しながら「何もなければいいな~」と
祈るような心境で仕事しているのが現状ですよ
当事者を責めて事を納めるようなやりかたでは今後確実に
このような事件が増加してくると思います
何がいけないか?様々ありますね
まずは、過酷な労働のシフトに見合った賃金が担保されて
いない状況。これにつきると思います。社会的地位の低さ
これもボディーブローのように職員の意識のなかで効いて
きます。このことをよくあらわしている言葉を聞きます。
介護の仕事についている人に向けられる言葉ですが、皆様
心から「大変なしごとですね」と言ってくれます。ですが
僕の知る限り、地位も名誉もあるような職業としての評価で
「良い仕事に就きましたね」と言われたことがない。どこか
介護の仕事は低く見られていると感じます。もちろん働いて
いる僕らの姿勢や職業意識等にも問題がありこのような評価
になっていることも認めますが、過去でもそうだったのですが
世の中が不況になり、一般の仕事が減ってくると、明らかに
介護業界に職を求めてくる方々が増加します。これは本当に
わかりやすいですよ。ハローワークからの問い合わせが驚く
ほど増加しますから。ということは世の中に仕事が減ってく
ると、賃金低いし、きついし、でも働く場が無いから、行こ
うかな~と思う方々が多いのではないでしょうか。ですが、
そういう理由で働きに来てくれた方も、今や介護の中枢で、
活躍している方も沢山いらっしゃるのでありがたいですが
いずれにせよ、悲しい現実ですね。介護職員が少ないので
一人一人の負担が増え、いらいらしながら働く職員が居て
周囲もなんとなく良くない雰囲気になる、この負のスパイラル
を何とか逆転したいものですね。単純にまだまだ介護保険
制度内の切り詰めるところは切りつめて、介護報酬はこれ
以上下げない。職員の給与も上がるような仕組みにしていって
介護現場が腐らないようにしてもらいたいと真剣に思います
それこそ、介護の質がと言っていられなくなりますね
親の介護の為に離職する人もどんどん増えますね
だって、施設はできても働く人がいなくてオープンできない
ところもあるし、職員不足で定員を満たせない施設も沢山
ありますから、無理な相談ですね

それから、もうひとつ、世間も介護する家族も大きな関心が
あるのが、認知症高齢者の介護上の責任の所在についての
裁判が、3月1日に最高裁でありますが、これが今後の裁判の
前例として、基準になっていくことも充分考えられるので
注目していきたいところです。何といっても高齢者を介護し
ている高齢者にどこまで責任をおってもらうかの重要な裁判
ですから。もしかしたら明日にもわが身ですからね
人として生まれた以上、幸せな人生を全うしたいですが
様々な環境でなかなかうまくいかない現実もありますね
切ないですが、前を向いてこれからもいろいろ働きかけて
いきたいと思っています。
皆様、何かと御協力ください♪

コメント
[1] 庵爺 | 2016/02/24 09:14
水口さんの話を聞いているので、今回の事件を聞いたときも、すぐこのような事件が発生する背景について思いました。そして同様の仕事を真面目にこなしている人の心情を考えると悲しくなります。介護職業に対する社会の認識、賃金、職場環境・・・現状は悲しい状況です。これからますます重要で必要な職業なのに。済みません、こんなことしか書けなくて。
[2] kazumi | 2016/02/24 09:38
いつもながら、御拝読ありがとうございます。全く持っていつになったらこんなことを書かなくていいのやらと嘆くのみですが、それでも日々月日は流れるので、立ち止まって居られない状況です。心に余裕が無いと音楽に目が向く時間がどんどん減ってきますね。残念ながら。こんなことでもストレスと呼ばれるのでしょうね。でも声を出していろいろ行政等にもはたらきかけていくことは継続します。
name.. :記憶

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